フランス、逆転V

nono92004-06-14

サッカーはいつ逆転があるか分からないから最後まで気の抜けないスポーツだといつも思う。
132秒で2得点、どれも世界最高MFジネディーヌ・ジダンによる得点。今までの国際大会でここぞと言う時に真価を発揮してきたジダン。98年W杯決勝での2ゴール、02年欧州チャンピオンズリーグ決勝のボレーでの決勝弾など。
今回のイングランド戦でもその勝負強さを見せた。後半46分のFKの場面でジダンは壁5枚の頭上を越え左隅に決めた。「競った試合ではFKやPKがポイントになる。だからFKの練習をして備えてきた」と答えるように日々の努力を惜しまない人間に勝利の女神は微笑むんだなと実感。直後にジェラードのバックパスをすかさずアンリが反応してシュート体制に入ったところをたまらずGKのジェームスが体で止めてPKに。それをジダンが落ち着いて左に決めて劇的逆転勝利。
ベッカムがPKを外した後半28分までは完全にイングランドのペースだったけど一気にフランスに流れが。あのPKはGKのバルテズのファインセーブであってベッカムを戦犯にするのは角違いだと思う。代表でもクラブでも衰えの目立ってきていたバルテズが大舞台で輝きが戻ったと喜ぶべきだと。長年、プレミアのマンチェスター・UでGKを務めてきて数々のタイトル奪取に活躍してきたGKだしね。
イングランドはあとのスイス、クロアチア戦は絶対落とせないけど攻撃的フォーメーションにシフトすればカウンター主体の両チームに足をすくわれる危険性も・・・